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医療法人土居循環器科内科

〒790-0923 愛媛県松山市北久米町242

089-975-3501
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診療のご案内

当院では、循環器科、内科の診療を行っております。

こんな症状ありませんか?

当てはまる症状がありましたら、早めの受診をおすすめします。

  • 血圧が高い
  • 血糖値が高い
  • コレステロールが高い
  • 中性脂肪が高い
  • 脈が早い
  • 胸が痛い
  • ドキドキする、胸が苦しい
  • 身体がだるい、しんどい
  • 疲労感が抜けない
  • 胸やけ
  • 立ちくらみ
  • 手足がしびれる

など

当院で対応している主な疾患

高血圧症など、主に5つの疾患に対応しております。各疾患の症状や治療方法など詳細は下記をご覧ください。

1.高血圧症

自宅で血圧を測定した時、健診で指摘され分かることが多い疾患で自覚症状のない方がほとんどです。放置しておくと動脈硬化が進行し、脳卒中(脳梗塞・脳出血)・心筋梗塞・腎機能悪化などを起こしやすくなります。寝たきり(要介護5)の約30%はこの脳卒中が原因です。

高血圧には大きく分けて2種類があり、90%近くは本態性高血圧症といわれ原因がはっきりしません。生活習慣(食事・運動・飲酒・喫煙・睡眠など)による影響が大きいため生活指導をしております。また原因がはっきりしている2次性高血圧症といわれるものが数%あり、中には原因である疾患(アルドステロン症、褐色細胞腫、腎血管性高血圧症など)の外科的治療を行うことにより改善するものもあります。

当院では2次性高血圧症でないことを確認し治療を行っております。長期的に内服を続けなければならないことも多いですが、脳卒中を起こしてからでは取り返しがつかないためしっかり血圧をコントロールし予防しましょう。

2.糖尿病

喉が渇きやすい、尿量が増えたなどの症状があり受診したり、他の病気で病院を受診した際や健診で指摘されることが多い疾患です。自覚症状が出ている場合は進行していることも多々あります。

尿から糖が出ている病気という認識の方が多いと思いますが、基本的には血管の病気になります。血糖値が高いことにより全身の臓器に慢性的に障害を起こします。3大合併症として神経障害(両手足の痺れ)、網膜症(眼底出血や失明の原因になる)、腎症(透析になる方の半分は糖尿病が原因です)が有名です。他の生活習慣病と同様に動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。

血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが出て血糖値を下げます。暴飲暴食による血糖値の上昇が原因となり糖尿病になることが多いですが、膵臓が弱っておりインスリンを出す量が減って糖尿病になることもあります。日本人に多いのですが、痩せていて暴飲暴食もしないのに糖尿病になる方は膵臓が弱っています。

膵臓の機能評価を行い、連携病院での栄養指導・糖尿病教室などでの生活指導、歯周病管理を含め治療を行っております。生活習慣の改善による治療効果が大きく、内服を中止、食事運動療法のみで治療できる方も大勢います。

内服に関しては低血糖を起こしにくい薬剤を選択し治療しております。インスリンやGLP-1の注射による治療を行っている方は自己血糖値測定を行いコントロールに努めております。最近では24時間、いつでも簡単に血糖値を測定できる機器を使用し、より細かなコントロールが可能となっております。

3.脂質異常症(高脂血症)

健診などの結果でLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪の高値を指摘されることがあります。自覚症状のある方はまず居ませんが、脂質が高い状態が続くと脳梗塞、心筋梗塞という動脈硬化性疾患を起こすことがわかっています。

吹田スコアという方法で重症度を判断し、今後10年間の脳梗塞や心筋梗塞の発症率を予測することが出来ます。頸動脈エコーや脈波図(血管年齢の測定)検査で動脈硬化の程度を調べ、吹田スコアと合わせて治療の必要性を検証しております。

また、糖尿病を合併している方は重症度にかかわらずLDLコレステロールを120mg/dl以下にコントロールすることが推奨されており、ガイドラインに従い治療しております。

コレステロールに関しては体質が大きく関係し、内服を辞めることは難しいかもしれませんが、スタチンという種類の薬を内服することにより脳梗塞や心筋梗塞のリスクを1/3まで減らすことが出来ることがわかっており、非常に良好な治療効果が期待できます。

4.心臓病

狭心症、心筋梗塞、心不全、弁膜症。高齢化の進展に伴い、これらの疾病も増えてきております。
カテーテルにより、冠動脈形成や弁置換などの高度な治療が可能となってきました。

急性期の治療は基幹病院で施行します。その後、落ち着いた状態になった時点で禁煙、高血圧、高脂血症、糖尿病などの危険因子のコントロールと抗血小板療法を基幹病院の主治医と連携して行っていきます。

5.不整脈

多種多様な不整脈があり、治療が必要なものも不要なものもあります。高齢化に伴い近年、心房細動が増加しております。これは脳梗塞やうっ血性心不全の原因となります。抗凝固療法により血栓を予防する治療が大切です。

また、重症不整脈の場合には、ペースメーカーや除細動器を体内に植込む手術が行われております。心電図、ホルター心電図(24時間心電図)、心エコー(超音波検査)などの検査で治療効果や経過観察を行います。

検査について

1.血液検査

血液一般(白血球・赤血球・血小板)、肝機能、腎機能、電解質(Na,K,CL)、炎症反応(CRP)、血糖値、HbA1c

上記に関しては当日30~60分程度で検査結果がわかります。一般健診や各種腫瘍マーカー、甲状腺機能などは外部委託検査になるため後日結果説明となります。糖尿病や高血圧症の精査を希望の場合、一度連絡を頂くとスムーズです。(検査に関しては外部委託検査になる部分もありますが、検査の時間や食事などの制限があります。)

2.心電図検査

一般心電図、負荷心電図、ホルター心電図を施行しております。
負荷心電図とは狭心症(胸が痛い)が疑われる場合に行う心電図検査で、3分間2段の階段を上り下りして頂き心臓に負担をかける検査です。異常がある場合は治療が必要な冠動脈疾患がある可能性が高いため基幹病院に紹介させて頂きます。
ホルター心電図は24時間測定する心電図で、負荷心電図検査で不明瞭な狭心症や1日の間に出ている不整脈の種類や数を計測し治療の必要性の有無を検証します。

3.レントゲン

当院では胸部レントゲンのみ施行しております。
心拡大や胸水貯留の有無、肺炎や結節影(肺癌の可能性もあります)の有無を検査します。

4.エコー検査(心臓、頸動脈、甲状腺、各種血管)

心エコーでは形態評価(心臓の大きさ、心房・心室中隔欠損の有無など)、機能評価(収縮障害・拡張障害の有無、弁膜症の有無・程度など)を行います。不整脈がない方ではAFIといい心臓の動きを目に見える形で評価します。頸動脈エコーでは血管の狭窄やプラーク、動脈硬化について評価します。

甲状腺エコーでは甲状腺の大きさ、結節や腫瘍の有無などについて評価します。

5.その他

脈波図:両手両足の血圧を同時に測定し動脈硬化の程度・血管年齢を測定します。

ポリソノグラフィー:睡眠時無呼吸の有無を検査します。自宅で行うことができ、簡易検査と精密検査があります。重症の場合CPAPという機械を使った治療の対象となります。

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